| 4200 |
時期割れ試験 |
| season cracking test : stress corrosion test |
材料に実用上有害となるような残留応力が存在しているかどうか調べる試験。
| 参考 |
アンモニア試験と水銀試験とがあるが、伸銅品のJISでは環境面を考慮し、JIS H 3250、JIS H 3300、JIS H 3320にはアンモニア試験だけが適用されている。
|
|---|
|
| 4201 |
アンモニア試験 |
| ammonia test |
時期割れ試験の一つで、試験片をアンモニアガス中に一定時間(2時間)暴露し、割れの有無を調べて実用上有害となるような残留応力の有無を確認する試験。
| 参考1. |
試験装置例を示す。
|
|---|
| 2. | 伸銅品のJISでは、JIS H 3250、JIS H 3300、JIS H 3320に適用されている。
|
|---|
|
| 4202 |
水銀試験 |
| mercurous nitrate test |
時期割れ試験の一つで、試験片を硝酸第1水銀溶液中に一定時間(15分間)浸せきし、割れの有無を調べて実用上有害となるような残留応力の有無を確認する試験。
| 参考 |
伸銅品のJISでは、環境面を考慮して適用されていない。
|
|---|
|
| 4203 |
水素ぜい化試験 |
| hydrogen embrittlement test |
試験片を水素ガス気流中で、所定の温度(850±25℃)、時間(30分間)で加熱した後、顕微鏡による検査(75〜200倍)又は繰返し曲げ試験を行って水素ぜい性の程度を判定する試験。
| 参考 |
伸銅品のJISでは、C 1020、C 1201及びC1221に適用されている。
|
|---|
|
| 4204 |
はく離試験 |
| flaking test of oxide film |
試験片を850℃の炉中に置き、30分間加熱酸化した後、水冷して酸化膜のはく離の有無を目視で調べる試験。
| 参考 |
伸銅品のJISでは、JIS H 3510に適用されている。
|
|---|
|
| 4205 |
脱亜鉛腐食試験 |
| dezincification test |
銅−亜鉛系合金の脱亜鉛腐食を起こしやすい条件において、その耐食性を評価するために行う腐食促進試験。
| 参考 |
代表的試験法として、ISO 6509(1%CuCl2温液中浸透法)と日本伸銅協会技術標準JBMA-T303(定電流アノード分極法)とがある。
|
|---|
|